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煙草と歯の関係‥ |
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喫煙が歯周病(歯肉炎、歯槽膿漏、歯喪失)の危険因子であることは、
ごく最近注目されるようになりました。
いくつかの海外の研究で歯周疾患の進行と喫煙の関連が指摘されています。
まだ決定的とは言えませんが、かなり可能性が高いと思われ、
今年の歯学関係の学会は喫煙の話題がトピックになっているそうです。
堅いものが食べられなくなると長生きできないか、
というのは非常に難しい質問で、実際に証明はされていないと思います。
ただ多くの患者様の話を伺っていると、
食べるものに制限があるのは食生活の質の点で不便が多くなることはたしかなようです。
高齢になると肉を好まなくなるのは嗜好が変わるせいもありますが、
噛み切れないことも理由にあげるかたがいらっしゃいます。
寝たきりや高度の障害を持つ方に喪失歯が多いのは事実です。
ただし、このような方は当然自分で口内ケアを行えないために歯周病がすすんだかもしれず、
どちらが原因かはもっと厳密な研究が必要です。
平成11年に行われた東京都歯科疾患実態調査によりますと、 65歳から74歳の方の平均歯数は16.1本、平均喪失歯数は11.5本、 健全歯数は7.5本です。
60歳の健全歯数が約11本、80歳の健全歯数が約3本なので、
60代、70代で急激に健全歯が減るのがわかります。
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